低用量ピル

確実な避妊方法であるほか、海外では子宮内膜症の治療にも第一選択薬として使用されている低用量ピル。 多様化した女性のライフスタイルを力強く支える存在として、オオサカ堂でも常に沢山のご注文をいただいています。 このページでは、低用量ピルがどんな薬なのか、効果や用法・用量、使用上の注意などを改めて解説していきます。

低用量ピル内服薬 ※女性専用 医薬品

低用量ピルセット商品 ※女性専用 医薬品

低用量ピルについて

低用量ピルとは

低用量ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの配合剤の総称です。日本では低用量ピルのほかに、低用量経口避妊薬、OC(オーシー:oral contraception)、LEP(レップ:low dose estrogen -progestin)といった呼称がありますが、基本的な薬剤のつくりと働きは同じです。
低用量ピルは「確実な効果を持つ避妊薬」として1960年に米国食品医薬品局(FDA)で初承認され、1970年代に先進諸国で普及しました。一方の日本では審議が難航し、米国から大幅に遅れることなんと約40年後の1999年にやっと初承認されました。

低用量ピルの効果

99%以上の避妊効果
低用量ピルは理想的な使用下では、避妊失敗率(妊娠率)は0.3%と、99%以上の避妊効果があります。飲み忘れを含めた一般的な使用下においても91%の避妊効果があり、コンドームの一般的な使用下による避妊効果が82%なのと比較しても、より確実な避妊方法といえます。

女性のQOLを高める副効用
低用量ピルは避妊効果のほかにも、排卵痛の低減、卵巣がんや子宮体がんのリスク低減、経血が減る(月経過多やそれによる貧血症状の改善)、生理痛・月経困難症が軽くなる、子宮内膜症改善、PMSが軽くなる、生理不順改善、ニキビをはじめとした肌トラブルの改善など、数多くのメリットが知られています。

低用量ピルの種類

低用量ピルは主に、「黄体ホルモン成分の世代」と「卵胞ホルモン(エストロゲン)の配合量」の違いにより分類できます。それぞれにメリットやデメリットがあるため、自分に合ったものを選択しましょう。

黄体ホルモン成分の世代

第1世代ピル:黄体ホルモン成分が ノルエチステロン の製剤。
第2世代ピル:黄体ホルモン成分が レボノルゲストレル の製剤。
第3世代ピル:黄体ホルモン成分が デソゲストレル の製剤。
第4世代ピル:黄体ホルモン成分が ドロスピレノン の製剤。

※卵胞ホルモン(エストロゲン)成分は全てのピルの種類で共通してエチニルエストラジオールが含有されています。

卵胞ホルモンの配合量

低用量ピル:1錠中のエストロゲンが0.03~0.04 mgのピル。ラインナップが最も多く、国際的にも使用実績が豊富です。避妊に用いるピルの多くがこのタイプです。
超低用量ピル:1錠中のエストロゲンが0.02mg以下のピル。日本では専ら月経困難症の治療目的で使用されています。
ミニピル:エストロゲンを含まない黄体ホルモン単剤のピル。エストロゲン依存性の副作用(血栓症など)を回避でき、喫煙者や35歳以上の方、授乳中の方の選択肢になり得ます。

低用量ピルの服用方法と重要なポイント

用法・用量

ここでご紹介するのは、低用量ピルの一般的な用法・用量です。使用にあたっては、医師の指示に従いましょう。

  • ・1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って計21日間連続服用し、その後7日間は休薬もしくは偽薬(プラセボ錠)を服用する。
  • ・以上の28日間を1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず29日目から次の周期の錠剤を服用し、以後同様に繰り返す。

副作用

低用量ピルによる一般的な副作用は次の通りです。

重大な副作用
血栓症(四肢、肺、心、脳、網膜等)
マイナートラブル
下腹部痛、乳房の張り、吐き気・嘔吐、頭痛

重要なポイント

低用量ピルの服用については、2点重要なポイントがあります。1つ目は、乳がんや子宮がんのある方や35歳以上のヘビースモーカーなど、 使用できないケース(禁忌)が多く存在する点です。2つ目は、決められた時間に規則正しく服用しないと避妊効果が落ちたり、 かえってホルモンバランスが乱れたりする点です。
服用を開始する前に、必ず医師の診察や服薬指導を受けることが大切です。

リプロダクティブヘルス・ライツについて

この用語は、「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、1994年にカイロで開かれた国際人口開発会議によって世界中に提唱された理念です。

リプロダクティブライツとは、「男女問わず安全で満足な性生活を送ることができ、子どもを持つ・持たない、 いつ・何人持つなどの意思決定は、すべてのカップルや個人が自由に責任を持って決める権利を持つ」という考え方です。 これには、女性が安心安全に妊娠・出産できることや、カップルが健康な子どもを持つための最善の機会を得る権利なども含まれます。 そしてこのリプロダクティブライツを身体的、精神的、社会的に実現できるような良好な状態をリプロダクティブヘルスといいます。

低用量ピルは、紛れもなくリプロダクティブヘルス・ライツを実現するためのツールのひとつといえるでしょう。

低用量ピル商品の新着レビュー

レビューは使用者の私見です。必ず専門機関でご相談ください。