エムポックスウイルス抗原迅速検査キット

エムポックスウイルス抗原迅速検査キットとは

エムポックスウイルス抗原迅速検査キットは、エムポックスウイルスに対する抗原（A29L）を検出するためのスクリーニング検査キットです。
発疹からの滲出液や咽頭ぬぐい液、血液を検体として使用でき、自宅で簡単に検査を行うことが可能です。
検査結果は約15～20分で確認でき、感染の有無を迅速にチェックできます。

エムポックスとは

オルソポックスウイルス属に分類されるエムポックスウイルスによって引き起こされる感染症で、2023年までは「サル痘」と呼ばれていました。
日本国内では2022年に最初の感染が報告されて以降、断続的に患者が確認されており、現在も感染例は続いています。

エムポックスは、リスなどのげっ歯類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染します。
鳥インフルエンザなどと同じく、感染症法上の4類感染症に指定されており、動物や虫を介して人に感染する「人獣共通感染症」です。
また感染者の体液や皮膚病変との接触、飛沫などによっても感染が広がるため、人から人への感染にも注意が必要です。

症状と検査の必要性

エムポックスに感染すると、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの初期症状のあとに、水ぶくれや発疹が現れます。
多くの場合は自然に回復しますが、合併症などにより重症化することがあるため、早期の確認と対応が大切です。

本キットを使用することで、疑わしい症状が出た段階で感染の可能性を確認でき、早期の受診や隔離の判断につなげることができます。

この検査キットが適している場面

・発熱や発疹など、感染が疑われる症状が出たとき
・感染流行地域からの帰国後のセルフチェック
・医療機関をすぐに受診できない状況での補助的スクリーニング

よくある質問（FAQ）

Q1. 症状が軽い場合も検査する意味はありますか？
A1. はい。初期症状の段階で検査を行うことで、感染拡大を防ぐ早期対応につながります。特に発疹や発熱、だるさを感じる場合は検査してください。
Q2. 陽性反応が出たらどうすればいいですか？
A2. 陽性が出た場合は、速やかに医療機関へご相談ください。確定診断と適切な治療、感染対策を受けることが重要です。

日本語説明書あり

※メーカーオリジナルの説明書を部分的に抜粋して翻訳したものになります。